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COP24inポーランド 気候の債務払え・・NGO 先進国に資金拠出求める

(写真)COP24の会場で、先進国の途上国向け気候変動対策資金の増額を訴えるアクションをおこなったNGOの人たち=12月10日、ポーランド・カトウィツェ

 【カトウィツェ(ポーランド南部)=伊藤寿庸】国連気候変動枠組み条約第24回締約国会議(COP24)の会場で12月10日、途上国の開発問題に取り組む環境NGOが共同で、「豊かな国は気候の債務を支払え」とアピールする行動を行いました。

 「気候資金は義務だ。施しではない」「汚いエネルギーへの公的援助をやめろ」「地球を救うための資金はどこにある?」などのプラカードや横断幕を掲げ、アジア、アフリカ、欧州の代表が訴えました。

 ネパールのルシュカ・スタピットさんは、「大きな気候変動の影響の最前線の国から来た。先進国に(温室効果ガスのこれまでの大量排出で気候変動をもたらしてきた)歴史的責任を果たしてほしい。(産業革命前と比べ)1・5度未満に気温上昇を下げるために、資金を出してほしい。しかしなぜ豊かな国は化石燃料に資金を出し続けているのか」と発言。西アフリカのトーゴの代表は、「アフリカでは干ばつで多くの農民が農業をできなくなっている」などと訴え、先進国が途上国の気候変動対策にもっと資金を拠出するよう求めました。

(「しんぶん赤旗」201812年12月日より転載)