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宮城 女川2号機再稼働の是非を問う 住民投票条例 実現しよう・・署名4万人超へ ラストスパート

呼びかけに応え次つぎと署名する人たち=11月10日、仙台市青葉区

 「大事なことはみんなで決めましょう」「未来は自分たちで決めましょう」―。署名を呼びかける声が街角に響きます。東北電力女川(おながわ)原発2号機(女川町、石巻市)再稼働の是非を決める住民投票条例の制定を目指し、仙台市の市民団体「県民投票を実現する会」(みんなで決める会)が署名活動に全力をあげています。(高橋拓丸)

 女川原発2号機は、再稼働に向けて原子力規制委員会の「安全審査」を受けています。再稼働の「地元合意」成立に必要とされるのは、知事と県議会、立地市町の首長と議会の判断で、住民は直接関与できません。

期日は来月(12月)2日

 署名は住民投票条例の提案を、地方自治法に基づいて村井嘉浩宮城県知事に求めるものです。実現には、県内有権者の2%(約4万人)以上の署名が必要です。署名は10月2日から始まり、12月2日が期日となります。

 仙台市青葉区の繁華街での署名活動。ライムグリーン色のジャンパーをはおった参加者たちが「宮城の原発をどうするか、私たち一人ひとりの意思で決めましょう」と訴えると、通行人が足を止め、次々署名します。

 連日取り組んでいる佐々木すみれさん(62)は「子連れの方の署名が目立ちます。私も障害がある子が石巻市の施設にいます。入れる施設が仙台になく、原発で何かあったらあの子は助かりません。命がけで署名を広げます」と語ります。

「署名」スポットの食堂レジ前に掲げられた、署名のお願い=11月13日、仙台市青葉区

 仙台市泉区の女性(33)は「(女川原発1号機廃炉の報道を聞いて)宮城の原発は全部なくなると勘違いしていました。知らない間に再稼働が決められるのは怖いです」と署名に応じました。

 事業所やカフェ、食堂などに署名用紙を置き、いつでも署名できるようにした「署名スポット」は、北は気仙沼市から南は角田市まで55カ所(11月12日現在)に広がっています。署名スポットは、「みんなで決める会」のホームページに一覧が掲載されています。

 仙台市青葉区の「小田原五丁目ホームラン食堂」では、レジの上に「署名にご協力下さい」と大きく掲げて呼びかけています。

 店主の日下孔(くさか・こう)さん(46)はいいます。「自然災害は予測できないんだから、原発の賛否を示さないのは問題の先送りです。いま原発関係で働く人たちの新しい働き先などと併せ、県民みんなで考えていけるようになればと思います」

上積み目指して

 会に届いた署名は2万3910人(12日まで到着分)。「みんなで決める会」は4万人を大きく超える目標で、後半で受任者(署名を集める人)を2倍3倍の規模に広げていくことにしています。

 「署名は、再稼働賛成も反対も含め『みんなで決めよう』と、宮城の民主主義を示すものでもあります」と話すのは、代表の多々良哲氏(60)。「『私は再稼働に賛成ですが、意見をはっきり示す県民投票は支持します』と署名してくれる方もいました。4万人を早く達成しさらに積み上げるため、期日まで広めに広めていきます」と意気込みます。

(「しんぶん赤旗」2018年11月15日より転載)