茨城県城里(しろさと)町の上遠野(かとうの)修町長は10月16日、今年11月に運転開始から40年を迎える東海第2原発(東海村)をめぐり「多くの町民が再稼働しないでほしいと話しており、その意見を反映するのが首長のあるべき姿」と述べ、再稼働に反対する意思を表明しました。
町議会で、日本共産党の藤咲芙美子町議の一般質問に答えました。
藤咲町議は一般質問で「原発事故が起きれば命と健康を脅かす。福島原発事故の二の舞いは許さない」と述べ、再稼働反対の意思表明を町長に迫りました。
同原発の半径30キロ圏内の自治体では、高萩市、大子町、茨城町の首長が再稼働に反対しており、上遠野町長で4人目となります。
藤咲町議は町長による再稼働反対の表明を受け「頼もしい回答。原発廃炉を求めて質問を重ねてきたが、再稼働反対を望む住民の声が反映されたのではないか」とコメントしています。
(「しんぶん赤旗」2018年10月18日より転載)