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学校の存続も危うい・・いわき避難者訴訟口頭弁論/福島地裁支部

 

 福島県の双葉町、楢葉町、浪江町など浜通りの人たちが福島第1原発事故で東京電力に対して損害賠償を求める、いわき避難者訴訟第2陣の34回口頭弁論が10月17日、福島地裁いわき支部(名島亭卓裁判長)で聞かれました。

 原告本人尋問で、川俣町山木屋の遠藤恵美さん、菅野朝夫さん、菅野福明さんが陳述しました。

 遠藤恵美さんは、山木屋小学校で用務員の仕事をしてきました。「(学校の)存続も危惧されるほど厳しい状況。子どもがスクールバスで福島市内から通っている。こんなことは

 茨城県城里(しろさと)町の上遠野(かとうの)修町長は10月16日、今年11号に運転開始から40年を迎える東海第2原発(東海村)をめぐり「多くの町民が再稼働しないでほしいと話しており、その意見を反映するのが首長のあるべき姿」と述べ、再稼働に反対する意思を表明しました。

 町議会で、日本共産党の藤咲芙美子町議の一般質問に答えました。

 藤咲町議は一般質問で「原発事故が起きれば命と健康を脅かす。福島原発事故の二の舞いは許さない」と述べ、再稼働反対の意思表明を町長に迫りました。

 同原発の半径30キロ圏内の自治体では、高萩市、大子町、茨城町の首長が再稼働に反対しており、上遠野町長で4人目となります。

 藤咲町議は町長による再稼働反対の表明を受け「頼もしい回答。原発廃炉を求めて質問を重ねてきたが、再稼働反対を望む住民の声が反映されたのではないか」とコメントしています。

(「しんぶん赤旗」2018年10月18日より転載)