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柏崎刈羽原発、最低評価・・規制委 事故想定の防災訓練で

 事故を想定して2017年度に各電力会社が行った防災訓練について、東京電力柏崎刈羽原発などが原子力規制委員会の評価で最低ランクのCだった項目があったと、同委員会の7月25日の定例会合で報告されました。委員からは「福島第1原発事故を起こした東電が低い評価結果であるとは、許し難い」などの意見が相次ぎました。

 訓練では、規制委の緊急時対応センターとの情報共有などが評価の対象。柏崎刈羽原発では、地震により電源喪失し、炉心が損傷、ベント(排気)に至るというシナリオでしたが、「情報が来るのが遅い」「ベント準備の進捗(しんちょく)説明が十分でなかった」などと指摘されています。

 定例会合で各委員は、柏崎刈羽原発が新規制基準に適合したとする審査書が昨年末に決定されていることに触れて発言。山中伸介委員は「極めて遺憾。訓練者の力量不足はもちろん、体制に不備があるといわざるを得ない」と述べ、A評価になるまで繰り返し訓練できる対応を注文。石渡明委員も「今後、こういうことがあれば訓練のやり直しをさせるべきだ」と述べました。

 東電の他原発でも、同じ項目はB評価でした。他の事業者で同項目のC評価は、中部電力浜岡原発と北陸電力志賀原発でした。

 事業者の防災訓練は、法律に基づき年1回以上の実施が義務付けられています。

(「しんぶん赤旗」2018年7月26日より転載)