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ロシア986倍の放射性物質 中部

 【モスクワ=時事】ロシアの気象当局は11月21日までに、9月末から10月初めにかけ、中部チェリャビンスク州で、通常の986倍の量の放射性物質ルテニウム106を検出したと発表しました。同州にある核燃料再処理工場「マヤーク」は「発生源ではない」と関連を否定しました。

 同州の別の場所でも通常の440倍のルテニウム106が検出されました。フランス放射線防護原子力安全研究所(IRSN)は9日、欧州の大気中で微量のルテニウム106が検出されたと発表。ロシアのウラル山脈とボルガ川の聞か発生源と推測していました。

 マヤークは工場周辺の放射線量は通常であり、ルテニウム106も長年扱っていないと説明。検出されたルテニウム106についても年間許容量をはるかに下回っていると主張しました。

(「しんぶん赤旗」2017年11月23日より転載)