首都圏反原発連合(反原連)は4月14日、首相官邸前抗議を行いました。
原発輸出を経済成長戦略の柱としている安倍政権は、インドヘの輸出を可能にする日印原子力協定案を提出、今国会での承認を狙っています。
東京都中央区の渕田芳孝さん(64)は「インドはNPT(核不拡散条約)に参加せず核兵器を開発している国だ。インドヘの輸出は、唯一の被爆国である日本がインドの核開発に手を貸すことになる。とんでもない」と憤りました。
国会正門前の抗議エリアでも、参加者がスピーチ。「日本がインドに輸出をするということは、核兵器をなくそうという世界の潮流に逆行することになる」「東電福島第1原発事故を起こした日本が、原発の危険を他国に持ち込むことは、人道に反する。批准を止めるため、一緒に声をあげよう」などと訴えました。
650人(主催者発表)が参加。日本共産党の吉良よし子参院議員が国会正門前に駆けつけてスピーチしました。
(「しんぶん」赤旗2017年4月15日より転載)