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「除去ロボ」きょう投入・・福島第1原発 2号機格納容器

 東京電力は2月6日、福島第1原発2号機格納容器内への調査ロボットの投入に向け、圧力容器直下までロボットが進入する通り道となるレール上の堆積物を除去するロボットを2月7日にも投入すると発表しました。

 1月に実施したカメラ調査でレール上に大きな堆積物がないことが明らかになっています。しかし、東電は、レール上の堆積物が調査ロボットの走行に影響がないよう、慎重に対応するため、装置の投入を決めたといいます。

 東電によると、レールの塗装がはがれているほか、上部のケーブルの被覆が落下したものがレール上に堆積しているとみています。堆積物の高さは最大2センチ程度といいます。除去する範囲は、全長約7・2メートルのレールのうち、除去ロボットの投入地点から圧力容器直下の入り口まで約5メートル程度。

 除去ロボットは格納容器内に挿入するパイプの中から投入。同ロボットは、堆積物を押し出す装備があるほか、高圧水を噴射して除去することもできます。東電は、固着性の堆積物の硬さを推定する予定といいます。

 格納容器内の放射線量は、1月のカメラ調査に基づく推定で、最大毎時530シーベルト。東電は今後、ロボットを投入し、原子炉圧力容器の直下にある作業用足場の上を走行させ、溶け落ちた核燃料(デブリ)の状況や位置を把握する計画です。

(「しんぶん」赤旗2017年2月7日より転載)