首都圏反原発連合(反原連)は9月23日夜、首相官邸前抗議を行いました。東京電力福島第1原発で汚染水漏れなど危機的状況が続くなか、破たんした核燃料サイクルに固執し、原発再稼働に突き進む安倍晋三政権。駆けつけた参加者は、「原発やめろ」「原発推進(の)総理はいらない」と声をあげました。
東京都墨田区の男性(72)は「汚染水処理への対応が全然できていない。安倍首相が、福島第1原発事故を終わったことにして、原発をどんどん動かそうとしているのは、許せない。だからここに来て声をあげ続ける」と話しました。
東京都世田谷区の女性(68)は「安倍首相は、かつて汚染水について“コントロールされている”といっていたのに、実際は流れ出ている。このことを自分たちも知って、周りにも知らせて、運動の輪を広げていきたい」と語りました。
会社帰りに参加した世田谷区の男性(56)は「どんどん汚染水が増えている。ためる場所がなくなったときに海に捨てようとするのではないか、不安だ。異常な災害も増えているなか、災害をきっかけに原発事故が起きたら大変なことになる。原発再稼働はやめるべきだ」。
この日は、750人(主催者発表)が参加。日本共産党の池内さおり衆院議員が国会正門前で参加者とともに抗議の声をあげました。
(「しんぶん」赤旗2016年9月24日より転載)