四国電力が伊方原発3号機(愛媛県)の再稼働を強行した8月12日夜、首都圏反原発連合(反原連)は、毎週金曜の首相官邸前抗議を行いました。中央構造線や南海トラフによる巨大地震・津波の危険、避難計画を置き去りに、再稼働を強行した安倍晋三政権。1200人(主催者発表)の参加者は、「伊方(原発)を止めろ」とコールしました。
官邸前と国会正門前には「伊方原発再稼働反対」「災害大国に原発いらない」のプラカードを持った参加者や親子連れが駆けつけました。
高校で理科実験助手をしている埼玉県川越市の男性(35)は「世界最大級の活断層が目の前にある原発を動かすなんて信じられない。地震大国日本に原発を置けるところなんてない。教育者として子どもたちのために声をあげ続けたい」といいます。
伊方原発の現地まで行ったことがあるという東京都北区の女性(69)は「原発があるのは狭い半島です。車や船で避難する計画ですが、災害で港や道路が被害を受けたら避難できません。誰かを犠牲にする原発はやめるべきです」と話しました。
日本共産党の吉良よし子参院議員が参加し、国会正門前でスピーチしました。
(「しんぶん赤旗」2016年8月13日より転載)