首都圏反原発連合(反原連)は7月1日、202回目となる首相官邸前抗議を行いました。選挙へ向けた拡大版として呼びかけられ、著名人、市民、4野党の代表も参加しました。「選挙で安倍政権を倒し、原発のない社会にしよう」と訴え、「政治を変えよう」「今回ばかりは野党に投票」とコールしました。
国会正門前の集会で主催者あいさつしたミサオ・レッドウルフさんは「原発をなくすためにも自民党の議席を減らしたい。近所の人、友だちに意見を伝え、投票率を高めていきましょう」と語りました。
宇宙飛行士の秋山豊寛さんは「(参院選では)憲法についていろいろ語られている。原発についても、もっと語り合おう」とスピーチ。ティーンズソウルのりゅーきさん(18)は「参院選で、初めて投票にいきます。投票日まで、それぞれができることをやっていきましょう」と語りました。
首相官邸前ではコールを中心にした抗議が行われました。東京都多摩市から参加した男性(78)は「原発推進の安倍政権を選挙で倒したい」と話しました。
日本共産党の笠井亮衆院議員、民進党の菅直人(元首相)、初鹿明博両衆院議員、社民党の福島みずほ参院議員、生活の党の山本太郎参院議員が参加。「野党共闘実現のために共産党が頑張ったことは知っている」という菅氏の発言を受けて、笠井氏は「ここまでこれたのもみなさんの声があったから。未来を切りひらこう」とよびかけました。
この日の行動には、3000人(主催者発表)が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2016年7月2日より転載)