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東海第2・・放射性廃液漏れ

 日本原子力発電は6月2日、停止中の東海第2原発(茨城県東海村)の廃棄物処理棟で、放射性廃液が漏れているのを発見したと発表しました。

 日本原電によると、2日午後2時55分ごろ、廃棄物処理棟地下1階のポンプ室の床に液体がたまっているのを作業員が発見。上の階には、放射性廃液の貯蔵タンク内の圧力を管理する処理装置室があり、作業員が点検したところ、装置を囲むせきにも深さ約10センチの廃液がたまっているのを確認しました。

 地下1階には2・5平方メートルの範囲に水がたまっており、漏れた液体の量は約750リットル。放射性物質の濃度は1リットル当たり37万ベクレルでした。保安規定に基づく立ち入り制限区域を設定しました。

 日木原電は、装置周辺の壁や天井内にある配管から何らかの原因で漏れた廃液がせきにたまり、さらにせきの中にある配管を通じて地下1階に漏れた可能性があるとみています。

(「しんぶん赤旗」2016年6月4日より転載)