東京電力は2月14日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)2号機海側の観測用井戸(1−6)で13日に採取した地下水から1リットル当たり64万ベクレルの全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)を検出したと発表しました。この井戸では最高値。近くには、高い濃度の放射性セシウムが検出された井戸(1—13)があります。
過去の汚染水で測定一部に誤り
東京電力は2月14日、福島第1原発(福島県大熊町、双葉町)で採取した海水、地下水などに含まれる全ベータ(ストロンチウム90などベータ線を出す放射性物質)の測定が誤っていた疑いがある問題で、過去に測定した試料2万866体のうち167体に過小評価の可能性があり、訂正の必要があると発表しました。昨年(2013年)、タンクから漏れた300クの汚染水の試料も含まれるといいます。