首都圏反原発連合(反原連)は4月8日夜、190回目の首相官邸前抗議を行いました。福島第1原発事故の収束も見通せないのに、原発を「重要なベースロード電源」として再稼働を推進する安倍晋三政権。参加者から「安倍政権を倒し、原発ゼロのエネルギー政策に転換させたい」との声があがりました。
フランケンシュタインのイラストと「自民党政治許さない!」などの訴えを書いた手製のプラカードを手に参加したのは東京都北区の男性(69)です。「安倍首相は、“原発は危険だから動かすな”という国民の声を聞いても平然として、応えようとしない」と憤ります。「あんなひどい首相はやめさせ、原発ゼロに転換させたい」
都内の大学4年生の男性(23)は友人2人と参加。「川内原発の運転差し止めを認めない福岡高裁決定のニュースを見て抗議しなくてはと参加しました。実家は千葉県銚子市。漁港がある町で、3・11のあと、風評がひどかった。自民党が原発を基幹エネルギーにする政策に転換したことは許せない。再生エネルギーを進める政策に変えてほしい」と語りました。
この日、800人(主催者発表)が参加。日本共産党の藤野保史衆院議員が参加しました。
(「しんぶん赤旗」2016年4月9日より転載)