滋賀県と県内19市町でつくる県原子力安全対策連絡協議会は3月1日、2015年度第3回会議を大津市で開きました。
関西電力の担当者が、高浜原発4号機(福井県)で起きた放射能汚染水漏れ(2月20日)や原子炉緊急停止(同29日)のトラブルについて説明しました。市の一部が高浜原発の30キロ圏内に含まれる高島市の担当者は「憤りを禁じ得ない。放射性物質による自然環境への影響はないと言うものの、大変な事案が発生したとみている。連続してトラブルが発生した原因は何か。徹底した原因究明と万全の措置を講じるべきだ」と訴えました。
湘南市の担当者は「昨日の原子炉が緊急停止したという状況は、県が速やかに市町に情報伝達をするのが筋ではないか」と伝達の遅れを指摘しました。
日本共産党の節木三千代県議が会議を傍聴しました。
(「しんぶん赤旗」2016年3月3日より転載)