宮城県仙台市で2月26日、脱原発仙台市民会議とNPO法人「きらきら発電・市民共同発電所」のメンバーが「3・11メモリアルアクション」をよびかける宣伝を行いました。
アクションは、3月11日の午後8〜9時に各家庭で電気を消し、キャンドルをともして福島原発事故の被災者に寄り添おうというもの。電気を失った日を追体験し、被災地からエネルギー問題を考えることが目的。宣伝では、暗い部屋にキャンドルがともる写真付きのビラを配りました。柴田町から参加した太斎義明さん(68)は、「事故が起きたら何万人も避難しなければならない発電所がなぜ必要なのか。5年たった今も苦しんでいる人がいる。『原発事故を忘れないで』と警鐘を鳴らしたい」と語りました。
うなずきながらビラを受け取った通行人は「なぜ原発を再稼働させるのか。福島の事故の責任をどうとるつもりなのか」と安倍政権を批判しました。
同法人の水戸部秀利理事長は「さらに大きな運動にしたい」と話しています。
(「しんぶん赤旗」2016年2月28日より転載)