ふくしま復興共同センターは１月29日昼、関西電力高浜原発３号機（福井県）が同日再稼働される動きのなか、福島市のＪＲ福島駅前通りで緊急の宣伝行動に取り組みました。

　斎藤富春代表委員がマイクを握り訴え。日本共産党の、いわぶち友参院比例候補も「いまだに10万人余の県民が避難を余儀なくされ、増え続ける関連死者は２０１３人。農林水産業や観光なども事故前の水準に戻っていない。高浜原発では周辺自治体の避難計画もなく、再稼働は無謀だ」と訴えました。

　ビラを受け取った女性（69）＝いわき市在住＝は「原発再稼働は絶対反対。福島の原発事故が収束しないまま置き去りにされようとしている。安倍政権のすべてに腹が立つ」と憤りました。福島市在住の中島三枝子さん（53）は「福島原発の廃炉も放射性廃棄物の処理も、めどが立たないのに原発を推進している。現実を直視した政治に切り替えるべきだ」と話しました。

（「しんぶん赤旗」2016年1月30日より転載）

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 リレートーク　１０００万人アクション

　関西電力の高浜原発（福井県高浜町）再稼働に抗議して「さようなら原発１０００万人アクション」が１月29日、衆院第２議員会館前で緊急集会をおこないました。冷たい雨が降るなか70人を超える参加者が「再稼働やめろ」「安倍政権は原発推進政策を転換しろ」「福島の事故を忘れないぞ」と、国会議事堂に向かってコールしました。

　参加者はリレートークで再稼働反対の想いを語りました。

　福井地裁が昨年12月、高浜原発の運転差し止めを命じた仮処分を取り消したことについて、「安全はまったく担保されていない」「誰も原発のリスクを許していない」と批判が相次ぎました。

　許すな！憲法改悪・市民連絡会の高田健さんは、「本当に怒りがこみ上げてきます。ふるさとを奪われた多くの人々がいるのに再稼働なんてとんでもない。市民の力をあわせて安倍内閣を退陣させましょう。再稼働を許さないたたかいを続けていきましょう」と呼びかけました。

（「しんぶん赤旗」2016年1月30日より転載）