日本共産党兵庫県委員会と金田峰生参院兵庫選挙区候補は1月27日、関西電力にたいし、高浜原発再稼働の中止を求め緊急要請を行いました。
要請書では、高浜原発の再稼働は福島原発事故の教訓にも反し、新たな「安全神話」のもと強行するもので何の道理もなく許されないことや、事故による琵琶湖の汚染などを指摘し、兵庫県民、国民の声を真摯(しんし)に受けとめ、再稼働を中止するよう強く求めています。
関電神戸支社を訪れた金田候補らは、安全性の確保に信頼が置けない状態での再稼働は許されないと再稼働中止を要請しました。
金田候補は、新規制基準が安全を確保するものでないとする政府・規制委員会の見解や、原発ゼロでも電力不足が起こっていないこと、原発事故の異質の危険を示し、ゼロリスクでなければ再稼働すべきでないことを強調。自治体の避難計画が策定されていないなど、再稼働の条件がないことを示しました。
練木恵子、礒見(いそみ)恵子両県議は、超党派の地方議員135人による再稼働に反対する声明などを紹介し、再稼働中止を求めました。
応対した同支社の担当者は「少しでも安く電力を供給したい」「ゼロリスクはありえない」などと答えました。
(「しんぶん赤旗」2016年1月28日より転載)