首都圏反原発連合(反原連)は1月14日、高浜原発(福井県)の再稼働に反対する抗議行動を東京都千代田区の関西電力東京支社前で行いました。「再稼働反対」などのプラカードを手にした参加者が続々と駆けつけ、「再稼働反対」「関西電力、原発やめろ」のコールを響かせました。
関西電力は昨年12月、福井地裁が高浜原発の運転差し止め仮処分を取り消したことを受け、1月中にも再稼働しようとしています。
千葉県柏市の男性(57)は「原発はコストが安いという根拠が崩れ、安全性も成り立たない。福島第1原発事故の原因も究明されていない。安倍政権は再稼働をやめ、原発からの撤退を決めるべきです」といいます。
「再稼働なんてとんでもない」と語ったのは、東京都新宿区の女性(69)です。「安倍首相は原子力規制委員会の規制基準を“世界最高の水準”というけど、避難計画もない。日本は地震の巣です。事故収束の見通しもなく、福島では、10万人以上の人が故郷に帰れないままなのに許せない」と憤りました。
(「しんぶん赤旗」2016年1月15日より転載)