福島原発事故を忘れないと、北海道原発連と国民大運動道実行委員会は11日昼、「イレブンアクション」宣伝を繰り広げました。
市民や観光客が行き交う札幌駅前。“原発ゼロ基本法を実現しよう”の横断幕、“高レベル放射性廃棄物=核のごみ持ち込み反対”“原発再稼働反対”ののぼりをはためかせ、泊原発再稼働反対署名を呼びかけました。
署名した男性(70)は「福島の事故を忘れてはいけない。泊原発も海沿いにあって津波が起きないとは言い切れないのに、北電の言う再稼働できるとの話には根拠を感じられない」と語りました。
自転車を止めてペンをとった女性(49)は「今だけではなく、将来につけを残すことになるので反対です」。
韓国からの旅行者は原発と言っても伝わらず、「原子力発電」と言うと、流ちょうな日本語で「それは反対です」と表明しました。
13歳と10歳の子どもを連れた45歳の母親は「原発のない社会への願いがかないますように」とさらさらとサインしました。
日本共産党の参院道選挙区候補として大奮闘した畠山和也元衆院議員が駆け付け、連帯スピーチしました。札幌地裁が泊原発の運転差し止めを命じた判決内容を紹介。「道内は再生可能エネルギーが十分あります。泊廃炉を決断し、一緒に力を合わせましょう」と力を込めて訴えました。
(「しんぶん赤旗」2022年7月13日より転載)