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「原発汚染水の大阪湾放出あり得る」大阪市長発言に抗議続出

住民の健康・安全守れ

 松井一郎大阪市長(「大阪維新の会」代表)が東電福島第1原発で発生した汚染水の処理について「大阪湾での放出受け入れもあり得る」と発言(17日、記者会見)し、吉村洋文大阪府知事(維新代表代行)も同調したことに抗議が相次いでいます。

 大阪母親大会連絡会(松永律委員長)は24日、抗議文を発表し「(放射能汚染水を)閉鎖海域である大阪湾に流すことは、大阪湾のみならず、瀬戸内海の海水にも甚大な影響を与え、魚介類を通じてそれを食した人間にも影響を及ぼす」として発言を撤回し、市民・府民に謝罪するよう求めました。大阪府保険医協会反核平和委員会(武田勝文委員長)は同日、抗議談話を発表し、松井、吉村両氏の言動は「住民の健康・安全を守るという首長の役割を考えれば失格」「福島県民に寄り添わない姿勢、科学的根拠もなく汚染水の処理について行われている真摯(しんし)な議論に水をさす無責任な発言」として抗議し撤回を迫っています。

 大阪府漁業協同組合連合会(岡修会長)は18日に緊急抗議。「国内外での風評被害の広がりなど、大阪のみならず兵庫も含めた大阪湾、瀬戸内海での漁業の将来に与える影響は計り知れない」とし、発言を撤回し汚染水の海洋放出は絶対に行わないよう強く求めました。

(「しんぶん赤旗」年9月25日より転載)