日本共産党の田村智子副委員長は7月9日、参院選で市民と野党共闘の勝利と、共産党躍進を呼びかけるため佐賀県入りし、唐津・伊万里両市内の3カ所で街頭演説しました。
田村氏は、市民と野党が共通政策で原発ゼロなどを合意したことに触れ、玄海原発周辺の唐津・伊万里から「“原発いやだ”の声をまっすぐ届ける野党統一候補の犬塚ただしさんを佐賀選挙区で必ず」と呼びかけました。
さらに田村氏は、日本共産党の躍進でこそ共闘の前進は可能と強調した上で、大争点の年金問題について、年金削減は当然という立場の安倍首相に対し、高額所得者優遇の年金保険料見直しなど、共産党が掲げる「減らない年金」の提案を紹介。「安倍首相は『ばかげた政策』と言って無視しようとしていますが、共産党の議席が増えれば無視できない。国会で議論するため、比例で共産党の前進を必ず勝ち取らせてください」と力を込めました。
唐津市で井上祐輔県議、伊万里市で船津賢次前市議が、ともに訴えました。
党の演説を初めて聞いた唐津市の男性(69)は「やりたい放題の安倍1強を崩すため、筋を通す共産党が頑張って」と語り、伊万里市の男性は「よく分かった。初めて共産党に入れてみようと思う」と話しました。
(「しんぶん赤旗」2019年7月10日より転載)