九州電力川内(せんだい)原発1、2号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働に反対して地元市民らが行った異議申し立てについて、原子力規制委員会は、12月15日までに申し立てを棄却しました。
新規制基準の下で再稼働の条件となる設置変更許可を初めて受けた川内原発について、地元住民をはじめ約1500人が昨年、許可を取り消すよう求め、規制委に異議申し立てをしていました。
規制委は、15日までに、申し立てを棄却することを決定。理由について規制委は、異議申し立てで不備や違反があると指摘している最大規模の地震による揺れの想定や、火砕流の影響評価などについて「審査や判断過程に違法または不当な点はない」とし、審査基準についても不合理な点は見当たらないとしています。
(「しんぶん赤旗」2015年12月16日より転載)