経済同友会の小林喜光代表幹事が12月1日の定例記者会見で「原発(事故という大惨事)は地球儀的にはローカル(局地的)」だと発言していたことが、同会のホームページでわかりました。
パリで開催中の国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)に関連して日本のC02削減目標についての質問に答えたものです。
この発言について、本紙の取材に同友会事務局は「言葉足らずな表現で誤解を与えてしまった。原発事故を軽視しているようなことはない」としています。
小林氏は、2012年6月から今年の3月まで福島第1原発事故を引き起こした東京電力の社外取締役を報酬を受けて務めていました。また、14年分の有価証券報告書によると、東電の株式を約1万7千株保有しています。
(「しんぶん赤旗」2015年12月5日より転載)