日本原子力研究開発機構は12月4日、廃炉作業中の新型転換炉「ふげん」(福井県敦賀市)のタービン建屋で、非常用ディーゼル発電機から約800リットルの水が漏れたと発表しました。放射性物質は含まれていないといいます。
原子力機構によると、巡回申の当直員が1日午後10時半ごろ、発電機のエンジンと冷却水を排水する鋼管の接合部で水漏れを見つけました。
当直員が接合部のボルトを締め直すと、ボルトが折れて床に約800リットル(ドラム缶4本分)の水が漏れました。水漏れは翌2日午前4時半ごろ止まったといいます。
発電機は1975年に設置。原子力機構は水漏れやボルトが折れた原因を調べています。
(「しんぶん赤旗」2015年12月5日より転載)