「なに食べようか」「やっぱり『キラキラ丼』でしょ」・・。2月25日でオープンから2年を迎えた宮城県南三陸町の仮設商店街「さんさん商店街」は、お昼どき、復興ボランティアの学生の団体客でにぎわっていました。
イクラなど海の幸をたっぷりのせた南三陸名物の「キラキラ丼」で知られる同商店街ですが、寒い時期は客足がにぶりがち。それだけに春休みを利用して被災地を訪れる学生の団体客は貴重です。
「ここで食事をして、その後、被災者の方の体験談をみんなで聞きます」と話すのは、広島から友人と参加した大学1年生の男子学生(19)。
「岩手県の陸前高田市で、被災者の方の思い出の品をさがすボランティアをしてきました。被災地に来たのは初めてですが、想像していた以上に復興がすすんでいない。もっともっと被災地を支援しなければと思いました」