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高浜3・4号機再稼働計画延期・・関電 & 美浜3号機の運転延長申請

 関西電力は11月25日、高浜原発3、4号機(福井県)の再稼働時期の計画を1カ月程度遅らせ、それぞれ来年1月下旬と同2月下旬にすると原子力規制委員会に報告しました。

 関電によると、規制委が行っている再稼働の前提となる検査で関電の準備や確認作業に遅れが生じたため、計画を変更。これまで3号機は12月下旬に、4号機は来年1月中旬に再稼働させる方針でした。

 ただ、高浜3、4号機に対しては福井地裁で再稼働を認めない仮処分決定が出ており、決定が覆らない限り再稼働はできないため、今後も計画は変更を迫られる可能性があります。

(「しんぶん赤旗」2015年11月27日より転載) 

 


 

美浜3号機・・運転延長申請

 関西電力は11月26日、老朽原発の美浜原発3号機(福井県美浜町)の60年運転をねらい、原子力規制委員会に延長認可を申請しました。関電の高浜原発1、2号機(同県高浜町)に続き、老朽原発の延長申請は3基目。

 原発の運転期間は、原子炉等規制法で原則40年と定められていますが、規制委の認可などを得れば、最長20年の延長が認められています。

 美浜3号機は運転開始から約39年の老朽原発。延長の認可を得るには、来年11月までに新規制基準の適合性審査にも合格しなければなりません。しかし、規制委は美浜3号機について期限までに審査が終わらない可能性があると指摘する一方、関電は効率的な対応を規制委に求める姿勢を示しています。

 運転開始から40年を超えた高浜1、2号機も来年7月までに延長認可を得ないと再稼働できません。

(「しんぶん赤旗」2015年11月27日より転載)