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「訓練」表記せず避難指示・・志賀原発住民に誤メール

KNB北日本放送テレビより
KNB北日本放送テレビより

 北陸電力志賀原発(石川県志賀町)の事故に備えた原子力防災訓練が11月23日、同県や富山県などで行われました。志賀町は「訓練」の表記を付け忘れたまま、避難指示を携帯電話のエリアメールに送信。8分後に修正して再送信しました。町は「問題はなかった」としています。

 町によると、訓練中の午前11時7分、「訓練」の表記を付けず、町内を対象に避難指示のメールを送りました。受け取った人からの連絡でミスに気付き、「訓練」と記したメールを8分後に再送信。

 訓練は、震度6強の地震で志賀原発2号機が電源を喪失し、放射性物質が外部に放出されたと想定。8月から運用が始まった志賀町内の新しいオフサイトセンターで、自治体の担当者らが被害状況を報告するテレビ会議などを行いました。

 住民も約740人が参加し、原発30キロ圏内にある老人ホームの職員が福祉車両で約33キロ離れた避難所に移動したほか、小学校5校で児童を保護者に引き渡す訓練などが行われました。

(「しんぶん赤旗」2015年11月24日より転載)