原子力規制委員会は11月18日、九州電力川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)、関西電力高浜3、4号機(福井県高浜町)の運転を前提とした高経年化(老朽化)対策を認可しました。しかし、3基とも耐震評価がすべて終わっておらず、各電力会社は1年以内に未終了の耐震評価を実施するとしています。
川内原発2号機は今月運転開始から30年となり、高浜3、4号機は、それぞれ1月と6月に運転開始から30年を超えています。
課題を残したままの認可は、8月(2015年8月5日)に高経年化対策の認可を受けた川内原発1号機に続くもの。ずさんな審査との指摘を受けていました。
(「しんぶん赤旗」2015年11月19日より転載)