東京電力は11月5日、福島第1原発2号機タービン建屋に設置されている、高濃度の放射能汚染水を移送する設備で水漏れが見つかったと発表しました。
東電によると、同日午前0時すぎ、移送設備の漏えい検知器が作動しました。現場を確認した結果、移送のための配管下部に設置した約2メートル×5メートルのせき内に深さ2センチメートルの水がたまっており、せきの外でも約5メートルの範囲の水たまりがみつかりました。配管にはビニールが巻きつけてあり、そこから数秒に1滴程度、せき内に滴下していました。
東電は、漏えい検知器の作動後、2、3号機タービン建屋から別の建屋への汚染水の移送を停止しました。
(「しんぶん赤旗」2015年11月6日より転載)