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伊方再稼働 住民投票で賛否を・・愛媛・八幡浜市民が申請

条例案などの書類を市の担当者(手前)に手渡す日本共産党の遠藤素子市議(右端)ら=10月29日、愛媛県八幡浜市
条例案などの書類を市の担当者(手前)に手渡す日本共産党の遠藤素子市議(右端)ら=10月29日、愛媛県八幡浜市

 愛媛県八幡浜(やわたはま)市で四国電力伊方原発(同県伊方町)の再稼働の賛否を問う住民投票の実施を目指す「住民投票を実現する八幡浜市民の会」は10月29日、署名活動に必要な代表者証明書の交付などを同市に申請しました。

 11月3日から1カ月間の署名活動期間に入る予定。住民投票の実施には、有権者の50分の1以上の署名と市議会の可決を必要とします。

 伊方町に隣接する同市では、大城一郎市長が9月、伊方原発から30キロ圏内の7市町で最初に再稼働を了承し、「市民の声を聞いていない」との多くの声が上がっていました。

 28日に市内で開かれた同会「結成の集い」には、日本共産党の遠藤素子市議や無所属の市議が参加。遠藤市議は「住民投票を成功させるため、ともに頑張りましょう」と呼びかけ、石崎久次市議(無所属)は「自分たちの生命と財産を守り、未来を勝ち取る訴えです」と述べました。

 2人の子どもを連れて参加した若い母親は「住民投票を機会に、みんなで原発問題について考えたい」と語りました。

 同会は、有権者の約半数にあたる1万5千人を目標に署名活動に取り組む方針を確認。「(議会が)条例案を否決できないように、圧倒的な数の署名を集めよう」との発言に大きな拍手が湧きました。

(「しんぶん赤旗」2015年10月30日より転載)