公害や環境破壊をなくすために活動する公害・地球環境問題懇談会(JNEP)は10月21日夜、11月末からパリで開かれる温暖化防止の国連会議(COP21)に派遣する代表団の結団式を東京都内で行いました。代表団は水俣病や福島原発事故の被害者、労働組合、大学生、弁護士など多彩な顔ぶれの11人です。
佐藤三男さん(原発事故の完全賠償をさせる会代表委員)は福島県いわき市から参加します。「原発事故は4年半たっても収束するどころか、住民はますます追い詰められている。原発事故の実相を伝えたい」と話しました。
東京から参加する女子学生(大学3年)は、「原発が温暖化防止に役立つという声が根強い。原発大国フランスでしっかり話し合いたい」と抱負を語りました。
代表団は、11月27日から12月4日までフランスに滞在し、現地のNGO共同行動に参加。このほか、パリ周辺の自治体や環境団体、労働組合などを訪問し、交流する予定です。
(「しんぶん赤旗」2015年10月23日より転載)