愛媛県の伊方原発をとめる会は10月5日、中村時広知事に13万1455人分の署名を提出し、伊方原発3号機の再稼働を認めないよう求めました。県議会閉会を9日に控え、再稼働をめぐって緊迫した情勢を迎えています。
署名は約2ヵ月間で集められたもので、全国から寄せられました。とめる会の草薙順一事務局長ら会員27人が県議会を訪ね、県原子力安全対策課に提出しました。日本共産党の田中克彦県議と社民党県議が同席しました。
署名は「事故の際、伊方原発の狭い敷地では汚染水を蓄え処理することができない。瀬戸内海を死の海にしてしまう恐れが濃厚だ。原発から西の佐田岬半島に住む5000人をはじめ、住民が確実に避難し、被ばくから免れる保証はない」と指摘。①再稼働を認めない②原発問題の本質を深める公開討論会の開催・・を求めています。
応対した県原子力安全対策課の菅原洋行原子力安全対策推進監、二宮久課長らの前に署名を積み上げました。二宮氏は公開討論会について「考えていない」と拒みました。
(「しんぶん赤旗」2015年10月6日より転載)