強風のなか、色とりどりの風船が青空に舞い上がりました。(写真)
4月6日、九州電力川内原発(鹿児島県薩摩川内市)近くの久見崎海岸で開かれた「風船とはそうプロジェクト」に約100人が参加しました。
昨年(2013年)7月に続く2回目の取り組みで、風船がどこまで飛ぶかを調べ、原発事故が起こった時の放射能の広がりを知ることが目的です。風船は環境に配慮し、3カ月で太陽光で分解する材質です。
実行委員長の木村朗・原発なくそう!九州川内訴訟原告団副団長が「川内原発が再稼働1番手とされるなか、重要な意義がある」とあいさつ。堀切時子・さよなら原発いのちの会代表が「地元で再稼働に積極的なのは鹿児島県知事と薩摩川内市長で、住民は反対が多数だ」と訴えました。
薩摩川内市から参加した女性(41)は「川内は反対が少ないとばかにされた感じ。九電の仕事などで表だっていえない人が多いだけ。でももう表に出ないといと思い参加しました」と話しました。
鹿児島大学2年生の男性(20)は「原発再稼働は日本だけの問題じゃない。ちゃんと考えていきたい」といいました。