九州電力・川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)が発電・送電を開始した8月14日、首都圏反原発連合(反原連)は大粒の雨が降るなか、首相官邸前で抗議行動を展開し、「川内原発 今すぐとめろ」「安倍晋三は原発やめろ」とコールを響かせました。3500人(主催者発表)が参加。民意を無視して原発再稼働を強行した安倍晋三政権への怒りの声がわきあがりました。
「川内原発動かすな」「原発とめろ」のプラカードやのぼりを手にした参加者が続々と駆けつけました。小さな子どもを連れた母親の姿もありました。
千葉県松戸市の男性(65)は「国民の声に耳を傾けない安倍政権の姿勢は許せない。将来にツケを残さないため、原発をなくすまで声をあげ続けていきたい」と話しました。
東京都東久留米市の男性(35)は「民意を無視する安倍政権は一日も早く退陣してほしい」といい、同羽村市の男性(67)は「福島の事故が収束していないのに、再稼働なんて絶対ダメだ。地元で頑張りたい」と話しました。
日本共産党と民主党の国会議員がスピーチしました。
藤野議員がスピーチ
日本共産党の藤野保史衆院議員は14日、原発に反対する首相官邸前抗議行動に参加して、国会正門前でスピーチしました。
「福島に行ってきました。事故は収束せず、生活再建のめどもたたないのに、政府は業者への賠償を打ち切ろうとし、川内原発を再稼働させたことに怒りの声があがっています。福島を切り捨てて原発にしがみつく安倍首相には、やめてもらうしかありません」と強調しました。
(「しんぶん赤旗」2015年8月15日より転載)