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高浜原発3号機工事計画・・原子力規制委が認可 & 核融合科学研究所で火災

 原子力規制委員会は8月4日、関西電力高浜原発3号機(福井県)について、機器の具体的な設計内容を示した工事計画を認可したと発表しました。再稼働の前提となる手続きの一環ですが、福井地裁は再稼働を認めない仮処分決定を出しています。

 原発の新規制基準施行後、工事計画が認可されるのは九州電力川内原発1、2号機(鹿児島県)に続き2ヵ所目です。

 規制委は今年2月、高浜3、4号機に関して新規制基準に「適合」したとする審査書を決定。工事計画の審査を進めていました。審査を終了するには、事故時の対応手順などを定める保安規定の認可も必要です。

 一方、福井地裁が4月に下した仮処分決定は、規制委の新規制基準そのものを「合理性を欠く」と断じています。この仮処分決定が取り消されない限り、再稼働はできません。関電は同地裁に決定取り消しを求めています。

 

核融合科学研究所で火災・・1人心肺停止

 8月4日午後3時10分ごろ、岐阜県土岐市下石町の核融合科学研究所で火災が発生しました。約1時間後に鎮火しましたが、県警によると、作業員1人が心肺停止状態で発見され、1人が軽傷。実験は行っておらず、放射性物質の漏えいはないといいます。

 当時は配管の溶接作業中で、断熱材に引火したとみられます。

(「しんぶん赤旗」201585日より転載)

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