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福島第1作業員死亡・・帰宅途中 体調不良 & 環境省 小規模火力発電 環境影響を検討

 東京電力福島第1原発(福島県双葉町、大熊町)で8月1日、下請け企業の30代の男性作業員が帰宅途中に体調不良を訴えて病院に搬送されましたが、死亡しました。

 作業員は早朝から作業に従事。作業を終えて帰宅する途中、原発から約20キロ離れた作業拠点のJヴィレッジ(楢葉町)に立ち寄った際に体調不良を訴え、いわき市立総合磐城共立病院へ救急搬送されましたが、同日午後0時59分に死亡が確認されました。

 東電によると、作業員は凍土遮水壁の設置作業にかかわっていました。作業中は全面マスクを着用し、熱さ対策のクールベストを着ていたといいます。元請け企業名は、プライバシーを理由に明らかにしていません。東電は「医師の診断書が出ておらず、死亡原因がわかっていない。死亡と作業内容との因果関係はまだわからない」と説明しています。

 

小規模火力発電 環境影響を検討・・環境省が初会合

 環境省は8月3日、小規模火力発電所の環境保全策を議論する有識者検討会(座長・田中充法政大教授)の初会合を開きました。出力11万2500キロワット未満の火力発電所に環境影響評価(アセスメント)の対象を拡大するかどうかが焦点です。同省は検討会での議論を経て、年内にも結論を取りまとめる方針です。

(「しんぶん赤旗」2015年8月4日より転載)

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