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川内再稼働許さない・・原発門前住民ら抗議集会 鹿児島

川内原発の正門前で再稼働反対を訴える市民ら=6月28日、鹿児島県薩摩川内市
川内原発の正門前で再稼働反対を訴える市民ら=6月28日、鹿児島県薩摩川内市

 九州電力川内(せんだい)原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)の再稼働が8月中旬にも狙われる下、再稼働に反対する地元住民による抗議集会が6月28日、同原発の正門前で開かれました。

 集合場所から会場までの道のりを約200人がパレードし、「30キロ圏内の住民は同意していないぞ」「九電は再稼働をやめろ」と声を上げました。

 集会では、参加者が順番にマイクを握り、再稼働に「不同意」を表明しました。

 同市在住の冨永信夫さんは「市長の再稼働同意は珪解できないし、納得できません。福島の人々が原発事故で生きるか死ぬかの思いをしている中で、再稼働するなど絶対に許されない」と怒りを込めました。

 地域で民生委員を務める日置(ひおき)市の西園典子さんは「原発事故が起きても、逃げられない高齢者が多くいます。避難計画は通用しません」と述べました。

 4歳と12歳の子どもを連れて参加した薩摩川内市の山下美紀さん(39)が、▽九電の主催で公開の説明会を開くこと▽1、2号機の再稼働を行わず、廃炉にすること▽3号機の増設計画を撤回すること・・などを九電に求める申し入れ書を読み上げ、「私たちの生命と財産を(九電に)預けるわけにはいきません」と訴えました。

 集会には、日本共産党の、まつざき真琴県議と井上勝博市議も参加。まつざき氏が「私たちは連帯し、共同する力を持っています。再稼働を阻止するため、力を合わせましょう」と呼びかけると、大きな拍手が湧きました。

(「しんぶん赤旗」2015年6月29日より転載)

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