東京電力は6月20日、福島第1原発で、汚染水タンク群のせき内にたまった水で放射能濃度が高いものを処理する設備で、水漏れがあったと発表しました。
午前9時ごろ、処理設備の「淡水化処理RO膜装置」で異常を知らせる警報が発生。9時30分ごろ配管の接合部分から水が漏れていることを確認しました。前日採取した水で1リットル当たり2万4000ベクレルの全ベータ(ベータ線を出す放射性物質)を含んでいました。装置の停止で漏えいは止まり、装置下部の受け皿にたまった漏えい水約20認を回収しました。
(「しんぶん赤旗」2015年6月21日より転載)