【ソウル=時事】韓国産業通商資源省は6月12日のエネルギー委員会で、国内で最も古い釜山市の古里原発1号機の廃炉を運営会社「韓国水力原子力」に勧告することを決めました。勧告は受け入れられる見通しで、韓国初の廃炉となります。聯合ニュースが報じました。産業省は廃炉に15年以上かかるとみています。
古里原発1号機は1978年に商業運転を開始しました。韓水原は、運転を許可されている2017年以降も存続させるよう求めていますが、事故や故障が相次いだため、住民や市民団体が廃炉を要求。11年の東京電力福島第1原発事故もこうした声を後押ししました。
韓国では古里原発1号機を含め23基の原発が稼働中。
(「しんぶん赤旗」2015年6月14日より転載)