首都圏反原発連合(反原連)は6月12日、首相官邸前抗議行動をおこないました。安倍晋三政権は、川内原発などの再稼働を狙い、自然エネルギーへの転換に背を向けています。1400人(主催者発表)の参加者は、「原発よ 安倍よさらば」などのプラカードを掲げ、「原発やめろ」「再稼働反対」と訴えました。
福岡市から初めて参加した女性(22)は「学校では原発が危険なものだとは教わらなかったので、福島の事故がなかったら、鹿児島に原発があることすら知りませんでした。原発はすべてなくすべきです」と話しました。
京都市の大学生の男性(23)も、初めて参加しました。「原発が稼働していなくても、なんの問題もありません。すべての原発を廃炉にして、別の発電方法を追求すべきだと思います」
神奈川県葉山町の男性(66)は「電源構成で原発比率を2割にするというのは、古い原発を動かすということだ。危ない原発はもう動かしてはだめです。国が原発ゼロの方針を打ち出して、自然エネルギーへの転換に力を注ぐべきです」と力を込めました。
宮本徹議員参加 原発ゼロ求める
日本共産党の宮本徹衆院議員は12日、首相官邸前抗議行動に参加して、国会正門前でスピーチしました。
宮本議員は、原発問題や戦争法案で安倍政権は、専門家や国民の意見をまったく聞こうとしないと指摘。「誰が何といおうと、議会で多数なら何でもやるという姿勢は決して許されません。一日も早い原発ゼロ、安倍政権の退陣を求めていきましょう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2015年6月13日より転載)