日本民主青年同盟中央委員会は5月2日、東日本大震災・全国青年ボランティアセンター(第8次)を福島県内の4カ所(福島市・南相馬市・郡山市・いわき市)に開設しました。
2日は、19都道府県から参加した約180人が被災した沿岸部などのフィールドワークをしました。
街頭で配布されていた案内ビラを見て参加した女子大生(20)は「昨年から福島県で学生生活をするようになりましたが、初めて大震災と原発事故の実際にふれて衝撃をうけました。4年が過ぎても倒壊した家屋が放置されたままです」と驚きます。
長野県から参加した女性(29)は「放射性廃棄物の入ったフレコンバッグが山積みされているのを間近に見ました。どう処理するのか。見通しがたたないなかで国や東電は原発を再稼働しようとしている。今日見たことを発信していくことが大切」と話していました。
3日は、仮設住宅や在宅被災者を訪ねての聞き取り調査、救援物資を届け、寄せられた要望に応える活動をします。聞き取った声を国や地方自治体に届けます。
同センターは、前半=5月2日(土)~4日(月・祝)、後半=5月4日(月・祝)~6日(水・祝)まで開設します。
(「しんぶん赤旗」2015年5月3日より転載)