関西電力は4月27日、運転開始から40年前後が経過し老朽化した美浜原発1、2号機(福井県)を廃止しました。日本原子力発電の敦賀原発1号機(同)と九州電力の玄海原発1号機(佐賀県)も同日付で廃止となりました。東日本大震災後に運転期間を原則40年に制限した国のルールに基づく初の措置。30日には中国電力島根原発1号機(島根県)が廃止され、国内原発は48基から43基に減ります。
検査日程一時白紙・・川内原発1号機
九州電力は28日、再稼働に向けて原子力規制委員会の使用前検査を受けている川内原発1号機(鹿児島県)について、5月25日以降の日程を一時白紙にしたことを明らかにしました。同社は7月中旬の原子炉起動を目指していますが、さらにずれ込む可能性が高くなりました。一方、2号機について九電は28日、最終的な審査合格に必要な「工事計画認可」の再補正書を規制委に提出しました。
(「しんぶん赤旗」2015年4月29日より転載)