福井県にある関西電力の大飯、高浜、美浜の各原発11基の再稼働差し止めを求めた訴訟の第5回口頭弁論が2月17日、大津地裁でありました。
原告の住民らは、原発再稼働の前提となる新規制基準は「人格権の侵害を許容する基準」だとして、避難計画が審査対象になっていないなどと問題点を指摘しました。また、新規制基準に入っているものの、耐震設計や過酷事故対策が不十分であると主張しました。
裁判所は新規制基準の問題について、被告である関西電力に反論を求めました。また、旧基準と新基準の関係について説明を求めました。
次回期日は4月28日。
(「しんぶん赤旗」2015年1月18日より転載)