宮沢洋一経済産業相は2月13日の閣議後記者会見で、関西電力高浜原発3、4号機(福井県)の審査書決定を受けて、「政府として再稼働を進めていく」との方針を表明しました。再稼働に不可欠な地元同意については「必要があれば福井県と高浜町に伺いたいと思う」と述べ、立地自治体に赴き原発の必要性と安全性を説明し、賛同を求める考えを示しました。
事故時の避難計画策定が必要な高浜原発30キロ圏には京都府と滋賀県の一部が含まれます。宮沢経産相は「地元の理解活動を丁寧に進めていく」と語る一方、「(福井県と高浜町を除く)その他の自治体については西川(福井県)知事の意向を踏まえて進める」と述べました。
(「しんぶん赤旗」2015年2月14日より転載)