「スイッチは押させない!」―。鹿児島県薩摩川内市の九州電力川内(せんだい)原発を「突破口」とする原発再稼働を許すかが正念場を迎え、約3000人(主催者発表)の参加となった「ストップ川内原発再稼働!全国集会」が1月25日、鹿児島市の天文館公園で開かれました。集会後の市街地パレードで「みんなの力で再稼働を止めよう」と声を上げました。
会場は全国各地で原発反対の行動をする仲間であふれ、「ストップ再稼働!3・11鹿児島集会実行委員会」の下馬場学共同代表は「再稼働のおかしさを(国民に)訴えよう」とあいさつ。向原祥隆事務局長は基調提案で「6割以上の県民は認めておらず、30キロ圏の9市町(議会)で認めたのは薩摩川内だけ。(再稼働は)民意無視で全く無効だ」と述べ、会場からも「認めない」の声が上がりました。
「再稼働阻止全国ネットワーク」の柳田真共同代表は「川内を止めることは全国の原発を止めること」と強調。薩摩川内市の鳥原良子さんは「(再稼働反対の)たくさんの仲間がいる」、川内の次に狙われる関西電力高浜原発がある福井県高浜町の東山幸弘さんも「(昨年5月の)福井地裁判決は生活、命(と経済的利益)をてんびんにかけることは許されないとした。連帯して頑張ろう」と訴えました。
福島原発事故の避難者や、隣県の宮崎や熊本の住民、全国各地の運動団体代表も連帯を表明しました。国会議員として日本共産党の田村貴昭衆院議員、吉良よし子参院議員が発言しました。
(「しんぶん赤旗」2015年1月26日より転載)