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福島 作業員、また負傷・・東電下請け タンク内に10メートル落下

 東京電力は1月19日、福島第1原発でタンク設置工事をしていた下請け企業の作業員が約10メートルの高さから落下し、負傷したと発表しました。医師の診察を受けており、意識はありますが、動けない状態だといいます。同原発では2014年度、作業中の事故による負傷者が相次いでいます。

 東電によると、19日午前9時10分ごろ、3号機西側で、雨水受け用タンクの設置工事をしていた50代の男性作業員がタンク内の点検のため天板上部のマンホールを一人で開けようとした際に、マンホールのふたとともに夕ンク内に落下しました。

 男性はろっ骨、骨盤などを骨折する重傷。東電は、男性は命綱を着用していたとしていますが、詳しい状況は調査中です。

 同原発では14年4〜11月に負傷した作業員が39人に上っており、13年度の負傷者数23人(死者1人を含む)を既に大幅に上回っています。

 負傷者の続発を問題視した東電は今月15日、元請け企業などとともに安全総決起大会を開いていました。

(「しんぶん赤旗」2015年1月20日より転載)

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