日本共産党の島津幸広衆院議員は1月16日、山村糸子・党静岡県委員長、党市議会議員とともに、牧之原、菊川、掛川の各市の首長と懇談しました。
島津議員は、衆院議員当選の報告をしたのち、浜岡原発(静岡県御前崎市)から10キロ圏内の地域があり中部電力と安全協定を結んでいる3市にとって深刻な原発の危険性、リニア中央新幹線を建設すれば大井川の水が毎秒2トン減少し流域自治体住民の生活を脅かす問題について意見を聞かせてほしいと訴えました。
牧之原市の西原茂樹市長は、「浜岡原発は議会が永久停止の決議をしていて、私も同じ立場です。再稼働しないよう愚直に言っていく。それでも、もし再稼働するということになるなら、住民投票をしたい」と答えました。リニア問題については「大井川の水が減少すれば住民生活、産業活動にとって重大な懸念材料となる。一滴たりとも減らしてはならない」と話しました。
島津議員は、東海地震の震源域の真上にある危険な浜岡原発は再稼働を許さず、原発ゼロの日本を実現させることと、環境破壊のリニア新幹線は建設反対、計画撤回の立場で奮闘する決意を述べ、「自治体の切実な声を国会に届けます。立場の違いはあっても要求の一致点で共同していきましょう」と語りました。
菊川市の太田順一市長、掛川市の松井三郎市長とも同様の懇談をしました。
(「しんぶん赤旗」2015年1月17日より転載)