高速増殖炉「もんじゅ」(福井県敦賀市)敷地内の破砕帯(断層)に活断層の疑いが指摘されている問題で、日本原子力研究開発機構は3月28日、活断層の存在を改めて否定する最終報告書を原子力規制委員会に提出しました。
原子力機構は、原子炉建屋の北東で地表の剥ぎ取り調査を実施。破砕帯内部の鉱物などを調べた結果、活断層と見なされる約12万~13万年前以降に活動した証拠は認められなかったといいます。
また、敷地西側を走る活断層「白木−丹生断層」を除き、周辺の山や海にも活断層に関係する地形はなかったと説明しています。