首都圏反原発連合(反原連)は10月17日夜、首相官邸前抗議行動を行いました。川内(せんだい)原発の再稼働をめぐる住民説明会で不安や反対の声が相次いでいるのに、再稼働へ突き進む安倍晋三政権。1700人(主催者発表)の参加者は、ドラムのリズムに合わせて「再稼働反対」「原発いらない」「福島かえせ」とコールしました。
横浜市の女性(52)は「福島を切り捨て、川内原発を再稼働させるなんて、国民を軽視して見捨てるようなこと。許せない」といいます。
千葉県松戸市から参加した男性(69)は「これだけ国民が反対しているのに、強引に川内原発を再稼働しようとしている。これを許してしまえば、民主主義が壊れてしまいます。全国各地で粘り強く抗議を続けて、安倍政権に対抗していきたい」。
東京都文京区に住む女性(75)は「原発はもちろん、どの問題でも、安倍首相は国民の声を聞く耳を持っていない。これがいちばんの問題だと思います。これからも私たちが原発反対の声をあげていきたい」。
同世田谷区から参加した女性(82)は「原発が100%安全といいきれる人は誰もいない。体力が続く限り再稼働反対をいい続けます」と語りました。
笠井・吉良の両氏スピーチ
日本共産党の笠井亮衆院議員と吉良よし子参院議員は17日、首相官邸前抗議行動に参加して、国会正門前でスピーチしました。
吉良議員は、川内(せんだい)原発の住民説明会で批判や不安の声が相次いでいるとし、「再稼働を強行しようなんて許せない。川内原発をはじめ、すべての原発の再稼働を阻止しましょう」と訴えました。
笠井議員は、「原発ゼロを求めて全国でいっせいに声をあげている。この声と力が確かな国民世論を築きあげている。みんなで声をあげて再稼働をストップし、原発をなくそう」と呼びかけました。
(「しんぶん赤旗」2014年10月18日より転載)